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ホセ・オーティズ選手 入団会見

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埼玉西武ライオンズ キッズ レプリカユニフォーム (ビジター)

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【EURO2012】ポーランドのサッカーと美人サポーターの魅力

 4年に一度のサッカー欧州最強国を決めるイベントがついに開幕した。世間一般がW杯のアジア最終予選に燃える中、サッカーマニアたちは眠気と戦いながら夜な夜な熱い試合に熱狂する時期だ。そんなEUROの優勝国は史上初の連覇を目指すスペインか、W杯で惜しくも準優勝に終わったオランダかと盛り上がっている読者も多いのではないだろうか。

 しかし、始まったと喜んでいる人のうち、どれだけの人が開催国であるポーランドとウクライナという国のことを知っているだろうか。今回の開催国は筆者の(半分)母国のポーランドなのである!(注:あとウクライナとかいうところとの共同開催です)しかし、正直なところ日本のサッカーファン、というか日本人自体にはあまり馴染みのない国だと思う。サッカー雑誌でも開催国なのに扱いの枠の小さいこと小さいこと……。そこで今回は筆者の(半分)母国のポーランドとはどんな国なのか、どんなサッカーをするのかを紹介しながらのEURO2012のプレビューをしてみようと思う。

 ◆過去の栄華を取り戻せるか?

 まずポーランドについてまつわるフレーズと言えば「古豪」だろう。W杯では‘74年にブラジルを、‘82年にフランスを下し3位になっている。またオリンピックでは‘72年に優勝、‘76年に準優勝を果たしている。選手では「将軍」ことミシェル・プラティニと共にユヴェントスで活躍したボニェクなどが有名だ。しかし、残念ながら古豪というのは裏を返せば今はぜ~んぜんたいしたことがないということである。現にベスト16に進出した‘86年大会を境にW杯からは16年間遠ざかっていたし、久しぶりに出場した日韓大会ではグループリーグ敗退。お隣さんで開催された次のドイツ大会でもグループリーグ敗退。南アフリカには出場することすらかなわなかった。

 ちなみに筆者は16年ぶりに出場した日韓大会で韓国まで応援しに行ったが、雨の中ポルトガルに0-4でボコボコにされてしまったことが今でもトラウマになっている。

 ◆悪名高いフーリガンを数多く輩出

 では何故そんなにポーランドは弱くなってしまったのか? 1番大きな理由は国内リーグの荒廃にあるだろう。冷戦が終わり、資本主義社会にさらされると能力の高い選手たちは次々と海外のチームに移籍してしまった。また貧しい国であったため暇なDQNが次々とスタジアムに集結。その結果、ポーランドはサッカーよりもフーリガンの悪名が欧州中に轟くこととなる。スタジアムから出入り禁止になった極悪な連中は、これまた出入り禁止になっている相手チームのフーリガンと打ち合わせし、試合の日はスタジアムではなく喧嘩するために森に集結して「ファイト・クラブ」か、はたまた「300」のようなことをするに至る。

 最早ここまでくるとサッカーは関係ないと思うのだが、カネも仕事もない彼らはお構いなしである。一部サッカー雑誌ではそれを「牧歌的」と表現していたが、偽物のアディダスやプーマのジャージを身にまとった180~190cmはあろうかというスキンヘッドの外人が、上半身裸でしばき合っている映像はとても「牧歌的」には見えない。これらのアホ武勇伝の様子はご丁寧にyoutubeにアップされているので、是非ご覧になってほしい。ほかにもスタジアムで荷物検査をしたところナイフやら包丁、斧まで出てきたなど、ろくでもない話の宝庫となってしまったのである。

 ◆サッカー協会のお家騒動と選手の国外流出

 そんな状況でスタジアムに普通の客が来るはずもなく、八百長問題なども絡み国内リーグは弱くなる一方。こうしたゴタゴタに比例するように優秀な選手は国外へ。結果、代表戦で集まってもバラバラ感は否めなかった。更にサッカー協会内ではお家騒動を連発。輝かしい歴史を持つOB同士が罵りあい、嘲笑し合うようになってしまったのである。記憶に新しいのは新ユニフォーム導入に際して起きた事件だ。伝統的な国章(赤地に金色の王冠を被った白い鷲)を外し、代わりになんだかいまいちなデザインのサッカー協会ロゴを入れたため国民は激怒し事態は紛糾。慌てて国章を入れ直すこととなった。

 こういった状況であるためかポーランドの出身であったり、ルーツを持っている選手たちも国籍で迷った場合に他国の代表入りを決めてしまうようになってしまった。欧州では地続きであることに加え、政治的な問題で国境が何度も変更されたりしているので、○○系××人というような選手がかなり多い。例えば前回大会準優勝のお隣ドイツ代表の点取り屋2人、クローゼとポドルスキーはどちらもポーランド系である。ポドルスキーに至っては彼女もポーランド人で普段はポーランドの音楽を聴いているという。

 元来優秀な選手を輩出しており、長い歴史を持っているのに、どうも自滅してきたポーランド代表。しかし、そんな暗黒時代にここ数年光が差し始めているのだ。

 ⇒【後編】へ続く http://nikkan-spa.jp/229296

 ◆希望の光が見え始め、古豪から強豪へ

 ◆美女サポーターの多さは欧州随一!

 【林バウツキ泰人】

 ‘85年生まれ。小平生まれの立川育ちだが、日本人の父親とポーランド人の母親を持つ。名前のバウツキは工業都市ウッジ(ポーランドのデトロイトみたいなとこ)の極悪地帯「バウタ」より由来する。サッカーと野球をこよなく愛し、海外サッカーだけでなく名古屋グランパスと西武ライオンズの熱狂的ファン。本誌でも活躍する、通訳から皿洗いまでこなすマルチなライター。座右の銘は「I hate everyone equally」
(この記事は社会(週刊SPA!)から引用させて頂きました)

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